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ヒゲ脱毛は何回行えば効果が出る?脱毛方法や部位ごとに徹底解説

2022/09/06

目次

ヒゲ脱毛が完了するまでの回数は、脱毛方法や部位によって違います。一番回数が少ないのはレーダー脱毛で、一番回数が多いのは光脱毛です。また、部位別に見ると比較的ヒゲが濃い鼻下や口下、あごの脱毛は回数が多めです。この記事では脱毛が完了するまでの回数や通う頻度、脱毛効果が得られなかった際の対処法を解説します。

ヒゲ脱毛に必要な回数は脱毛方法や部位によって異なる

ヒゲ脱毛で十分な効果を得るために必要な施術回数は、脱毛方法や部位によって異なります。脱毛方法に関しては、医療脱毛とそれ以外で脱毛機器の出力の強さが違うためその効果が変わってきます。また部位についても頬・あご下と鼻下・あごでヒゲの密集度合いが違うので、必要回数が違います。

ヒゲ脱毛の脱毛方法分類

ヒゲ脱毛の種類は、レーザー脱毛・ニードル脱毛・光脱毛の3つです。レーザー脱毛と医療用のニードル脱毛は医療脱毛にあたるため、有資格者が施術をします。高出力で施術ができるので脱毛効果が高く、ほとんど毛が生えてこない状態にすることが可能です。

一方、光脱毛はメンズサロンや家庭用脱毛機器で採用されており、機器の出力が弱いため効果は減毛や抑毛程度に留まります。また、ニードル脱毛の中でも美容電気脱毛はサロンで行われるため、光脱毛と同様に脱毛効果は低いです。

脱毛の種類 施術を受けられる場所 脱毛効果
レーザー脱毛 医療脱毛クリニック 高い
ニードル脱毛(絶縁針脱毛) 医療脱毛クリニック 高い
ニードル脱毛(美容電気脱毛) 脱毛サロン 低い
光脱毛 脱毛サロン 低い

ちなみに、永久脱毛は日本においては明確な定義がされていません。アメリカの政府機関である米国食品医薬品局(FDA)で「3回の脱毛施術によって6ヶ月後、67%以上減毛していること」と定義されています。また、アメリカの電気脱毛協会では「最終脱毛から1カ月後の毛の再生率が20%以下の脱毛法」と定義しています。

したがって永久脱毛とは減毛であり、永久に毛が生えてこない状態ではありません。

脱毛方法別!ヒゲ脱毛に必要な回数

脱毛方法によって、希望部位がツルツルになるまでに必要な回数は違います。ここでは、医療脱毛の代表であるレーザー脱毛と、サロン脱毛に多い光脱毛で回数を比較してみます。

レーザー脱毛 光脱毛
薄くなる(ヒゲ剃りが楽になる) 5回~6回 8回~10回
ツルツルになる 12回~15回 20回以上

光脱毛のほうが脱毛機器の出力が弱いため、必要な脱毛回数が多くなります。

部位別!ヒゲ脱毛に必要な回数

ヒゲの部位によっても、必要な脱毛回数は違います。これは、部位によってヒゲの濃さや硬さが異なるためです。一般的にヒゲが薄い頬やもみあげ、あご下、首あたりは脱毛回数が少なく、ヒゲの濃い鼻下や口下、あごは多くなります。

レーザー脱毛 光脱毛
ヒゲが薄い(頬、もみあげ、あご下、首) 薄くなる(ヒゲ剃りが楽になる) 約3回 約8回
ツルツルになる 約8回 15回以上
ヒゲが濃い(鼻下や口下、あご) 薄くなる(ヒゲ剃りが楽になる) 約5回 約10回
ツルツルになる 約15回 20回以上

ヒゲ脱毛が完了するまでにかかる期間

ヒゲ脱毛は数週間から数カ月に1回施術することで、だんだんとヒゲを薄くしていきます。そのため、ツルツルになるまでにある程度の期間を要します。

レーザー脱毛 光脱毛
ヒゲが薄くなる(ヒゲ剃りが楽になる) 約6カ月(5回) 約8カ月(10回)
ツルツルになる 約2年2カ月(15回) 約2年4カ月(20回)

レーザー脱毛と光脱毛、いずれも回数を重ねるごとに施術の間隔は長くなります。例えば上記の表では、レーザー脱毛は1回~4回目までは1カ月に1回、5回目以降は2カ月に1回の頻度で換算しています。また、光脱毛は1回~4回目までは2週間に1回と頻度が高いですが、5回~10回目は1カ月に1回、11回目以降は2カ月に1回の場合です。

ヒゲ脱毛に通う頻度はどのくらい?

光脱毛よりも、レーザー脱毛のほうが通う回数が少ないです。これは、レーザー脱毛のほうが脱毛機器の出力が強く脱毛効果が高い反面、肌を傷つける可能性があるためです。連続して照射し、肌へダメージが蓄積しないようにしています。

施術回数 レーザー脱毛 光脱毛
1回~4回目 1カ月に1回程度 2週間に1回程度
5回~10回目 2カ月に1回程度 1カ月に1回程度
11回目以降 ヒゲが気になってきたら 2カ月に1回程度

「毎日通えば脱毛がすぐ完了するのでは」と考えるかもしれませんが、脱毛は毛周期に合わせて行うことで初めて効果が出ます。毛周期とは、毛の成長サイクルのことで、成長期、退行期、休止期の3つのステージを順番に巡っています。脱毛は成長期の毛に施しており、また、成長期の毛は全体の20%だけしかないため間隔を空けて脱毛をします。

1回のヒゲ脱毛にかかる時間はどのくらい?

レーザー脱毛ではヒゲ全体で30分~45分程度、光脱毛では15分~20分程度で完了します。光脱毛のほうが照射範囲が広いので、短時間で終わります。レーザー脱毛も光脱毛も1時間もかからないぐらいの短い時間で終わりますので、仕事帰りなどに気軽に通うことができるでしょう。

1回目のヒゲ脱毛でどのくらい変わる?

レーダー脱毛も光脱毛も直後には変化がありませんが、2週間~3週間程度で毛が抜け始めます。そして、レーダー脱毛では1カ月もするとヒゲが部分的に薄くなるといった効果が実感できるでしょう。光脱毛はそこまで脱毛の効果が高くないため、1カ月すると元通りヒゲが生えてくるようになります。ニードル脱毛の場合は、施術直後にヒゲが抜けるのを実感できるでしょう。

なかなかヒゲ脱毛の効果がでない場合の対処法

脱毛機器のレーザーの種類を変える

光脱毛をしていた方はレーザー脱毛に変えることで、脱毛の効果を高められます。そして、レーザー脱毛で効果がなかったときは、レーザーの種類を変えてみましょう。濃いヒゲや太いヒゲにはヤグ(YAG)レーザーが効果的です。

レーザー照射の出力を上げてもらう

施術中に痛みを感じていたり、事前に痛みに弱いことを伝えていたりするとスタッフが出力を弱める配慮をしている可能性があります。レーダー脱毛で効果が感じられないときは、出力を上げてもらえないか相談してみましょう。痛みが不安なときは、麻酔を使用できるか確認してみてください。

日焼けを防ぐ

日焼けをした肌だとレーザーの光が分散してしまい、脱毛効果が薄くなる場合があります。脱毛機器は、黒の色素であるメラニンに反応し脱毛をしています。日焼けした肌もメラニンによって黒くなっているので、光が分散してしまうのです。脱毛効果が薄れるばかりか、肌が火傷するリスクもあります。脱毛前や脱毛中は日焼けしないように、日焼け止めを塗って紫外線対策をしましょう。

保湿を徹底する

脱毛前や脱毛期間中は、保湿を徹底しましょう。乾燥した肌は角質が分厚く、機器の光が毛根まで届きにくくなります。また乾燥していると火傷のリスクが高くなるので、出力を高められません。脱毛の施術後だけではなく、日頃のヒゲ剃りあとや風呂上がりにも保湿クリームなどを使用して保湿を心がけましょう。

ヒゲを無理に抜かない

毛抜きなどで、ヒゲを抜かないようにしましょう。毛を抜くと肌がダメージを受け、炎症などの肌トラブルを引き起こす恐れがあります。また、脱毛機器は黒い色素のメラニンに反応して脱毛していますが、ヒゲを抜いてしまうとうまく反応できず効果が薄れます。

ヒゲ脱毛に関するQ&A

毎日ヒゲ脱毛すれば期間は短縮できる?

毛ヒゲ脱毛を毎日しても、期間は短縮できません。毛全体の20%にあたる成長期の毛のみ脱毛ができ、ヒゲ脱毛を完了するには毛周期に合わせて間隔を空けて脱毛する必要があるからです。

例えば、下表のように今月は、箇所Aが成長期だったとします。その場合、箇所Aは脱毛できますが、BとCは機器が反応しないため脱毛効果が得られません。

箇所A 箇所B 箇所C
毛周期 成長期 休止期 退行期
脱毛の可否

しかし、1カ月後など、間隔を空けると今度は箇所Bが成長期に入ります。

箇所A 箇所B 箇所C
毛周期 退行期 成長期 休止期
脱毛の可否

この場合は、箇所Bは脱毛できますが、AとCは思ったような効果が得られないのです。間隔を空けることで、すべての箇所が脱毛できるようになります。

また、同じ箇所であっても毛の1本1本で毛周期は異なり、部位ごとにも毛周期は違います。脱毛する際は、部位ごとの毛周期を意識して通うとよいでしょう。どの程度間隔を空けるべきか不安なときは、医師に相談してみてください。

ヒゲ脱毛で青ヒゲは薄くなる?

ヒゲ脱毛で、青ヒゲを薄くすることは可能です。レーザー脱毛は毛母細胞を破壊しヒゲが生えてこないようにしているので、青ヒゲにも効果が期待できます。

ヒゲ脱毛のデメリットや注意点はある?

肌が乾燥しやすくなる点には気をつけましょう。ヒゲは肌を守る役割もあるため、なくなると肌が乾燥しやすくなります。脱毛後は、保湿クリームなどで肌ケアをしましょう。また、施術中に痛みを感じることやレーザーの照射で赤みや火傷が生じることもあります。特に赤みや火傷があった場合は、速やかに医師に相談しましょう。また、脱毛中の日焼けは厳禁です。効果的に脱毛ができなくなります。そして、脱毛したあとはヒゲが生えてこないので、脱毛の際にはどの程度ヒゲを残したいか考えておきましょう。

濃いヒゲにも脱毛の効果はある?

濃いヒゲにも効果はあります。ただし、平均的なヒゲの濃さや量の方よりも、2回~3回多めに施術が必要です。もし、ヒゲが濃い方で効果が感じられないときは、レーザーの種類を変えることを検討しましょう。

コラムのまとめ

レーダー脱毛はツルツルになるまでに、12回~15回の施術が必要です。一方レーダー脱毛よりも出力の弱い光脱毛は、20回以上の施術が必要になるでしょう。部位ごとに見ると濃い鼻下や口下、あごの脱毛はツルツルになるまでに約15回かかります。目安の回数分脱毛しても効果が得られないときはレーザーの種類を変えたり、保湿や日焼け対策を徹底したりしましょう。脱毛したい箇所や、ヒゲの濃さなどで必要回数は異なるので不安な場合は医師に相談しながら施術を重ねていきましょう。